- 2025/07/18
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色々あってUPが遅くなりましたが、12/6、木村大作さんのトークショーに参加させてもらいました
私はまとめるのが本当に下手くそなのでメモを取った中から岡田君関連の主な点だけ書き出してみました
twitter等でもうご存知の方もあるかと思いますが、良かったら読んでみて下さいね
今回はカメラの技術的な話が多いのかな、場違いだったらどうしようとの不安を抱えつつの参加でしたが、業界の人に混じって私のような岡田君ファンも少なからず??居られたみたいです
大きな声と歯に衣着せぬ熱い語り口、途中フロアに流れていたBGM(アニメの曲?確かに賑やかな曲でした)に「うるさーい!!」と怒鳴ってしまうなどww、大ちゃん節炸裂のとても楽しいトークショーでした
(後で気付いたらBGMは止んでましたww)
岡田君の事はやはりベタ褒めでしたね
(記事の後半に「散り椿」のネタバレが少しあります)
まず始めに、大きなマルチビジョンで「剱岳 点の記」「散り椿」のメイキング映像(どちらも約15分)の上映がありました
大ちゃんから八甲田山の撮影話を聴いてその大変さは知ってたつもりだったけど、想像を遥かに超える剱岳の過酷な撮影には本当にビックリでした
大作さんはほぼ月2回のペースで各地で講演会をされているとか
参加者の顔ぶれを観てその日話す事を決められるみたいで、楽しめているかどうか「顔に出して下さい」「僕の話は頭からじゃなくて、腹(肚?)から出るからウソがない」と仰ってました(笑)
最後の方では質問を受けるという形で進められました
以下、大雑把だし、聞き間違い等あったらすみません
僕はこの世界に入って「黒澤明監督」を観て育った
次に出会った大切な人は「高倉健」
今日着ているジャケットは30年前に健さんから貰ったフランス製のもの
深作欣二監督や他の方のお名前も出ていましたが、
教えを乞うたり一緒にご飯を食べたり、という事ではなく「凄い人を観てた」
「観る」という事がいかに大切か
黒澤明監督「美しいものを撮りたい、映画でなければ撮れない美しい物を撮りたい」
自分もそう思う
「散り椿」は監督として3作目
「大切なもの(人)に出会えれば、それだけで幸せだ」
という新兵衛の台詞に惹かれて散り椿を作った
自分もそう思う
男の生き様
岡田准一、あの人は高倉健ですよ
僕もそうですけど
僕はエキストラにも厳しい
スタッフがエキストラをやるのも木村組では普通
一般のエキストラより事情が分かっているから上手い
木村組はスタッフみんなで作業をする
他の組とは作り方が全然違う
映画界で怖い人は居ない
今は99.9%デジタルの世界
そういう勉強もしているが、撮るのはフィルム
35㎜カメラを使い続けている
フィルムで撮っても劇場ではデジタルで上映される
フィルムが良いとは言わないが
とにかく映画作りに注ぐ情熱、良い映像を撮るためにとことん拘る姿勢には感動を覚えました
多数の映画賞を受賞されて来た超大御所なのに、こんなにフランクに話して下さること、直接お話しが聴けた事に本当に感謝です
そして全体を通じて、また岡田君を手放しでお褒め下さっていたのがとても嬉しかったです
「監督の世代が代わってカメラマンの仕事が来ない」と、別の仕事を探されたり、色々ご苦労もおありだったようだけど、
「僕はただ映画を作るために生きてる」
「映画作りは面白い」
「北のカナリアたち・春を背負って・追憶・散り椿、70代になってからが忙しい。
人生は70から。70過ぎたら何を言ってもいいと野村克也監督が言ってた。自分を信じて生きた方がいい。」
と、その人生訓にも流石な説得力があり、映画人生60年、78歳とは思えないエネルギッシュな姿に元気をもらったトークショーでした
「散り椿がコケたら次はない。僕の人生終わり」と、その辺りも力説しておられたので、頑張らなくちゃ!
この画像の下にネタバレを含む「散り椿」に関するお話を書いていますので、読みたくない方はスルーして下さいね
以下、「散り椿」に関するお話を箇条書きにします
彦根・長野・富山でオールロケ
公開は2018年秋(9月、と言ってから「本当は言っちゃいけない」(笑))
その入り次第で次回作が出来るかが決まる
雪のシーンでは地面に「塩」を敷き詰めて撮影した
川の中を16頭の馬が疾走するシーンがある
この映画にそんなに馬が出て来るとは思わないでしょ?(笑)
『関ヶ原』は製作費8億円、使用した馬は15頭
『散り椿』は製作費は3分の1だが、馬は関ヶ原より1頭多い16頭使った(笑) ←何の対抗ww
映画はお金に影響される
「馬が後ろ足で立つシーンはどうやって撮ったか」という質問に対して
カメラマンは少しでも良いカットにしようと思うから、カメラを覗いていると怖さを忘れる
「椿三十郎を真似ているのか」という質問に対して
真似ていない、全く新しい時代劇と思っている
女性にとても評判がいい
岡田君は〇〇流の免許皆伝、制作陣には殺陣師も居るが殺陣は全部岡田君が付けた、岡田君の方が面白い
撮影は全部1シーン1カット
カメラは最大同時に6台使う
「なぜ富山が好きなのか」という質問に対して
山も海もあって良い所が沢山ある、映画に協力的、
時代劇ではコンクリートの電柱をどかすぐらい協力してくれる
新幹線で2時間で行ける
京都での撮影も提案されたが京都は撮り尽くされている
「なぜ散り椿を作ったか」の質問に対して
「追憶」の前に決まっていた
岡田君はあの若さで人間が素晴らしい
殺陣も凄いけどアクションが凄い
映画に真摯に取り組んでいる
出演の無い日でも見学している、座らない、高倉健さんと同じ
度胸と運動神経がある、なんでも出来る
散り椿ではエンドロールの名前が自筆
岡田君はあまり字はうまくないけど(笑)
撮影者に岡田准一の名前もある
役者・殺陣・撮影など、岡田君の名前は4回ぐらい出てくる
僕が散り椿に出るため、1年前から髪を伸ばし、地毛でちょんまげを作った
「散り椿」の次回作について
女の敵討ちを考えている
事を起こす時は覚悟が必要
誰もやってない事をやりたい
登壇された時、髪が短かくなってて驚いたのですが、「追憶」の頃、長かったのはそういう事だったんですね。78歳にはとても見えないぐらい姿勢も良くてカッコ良かったです。
メイキングでは頭頂部を剃って月代にしている所が流れました!大作さん凄い!
そしてそのシーンは雨で、カッパを被った岡田君がカメラを回してました!!
メイキング映像の中には岡田君が顔に返り血(?)を浴びているシーンもあり、結構派手な殺陣が観れそうです
テレビでちょっと流れた岡田君が馬に飛び乗るシーンもありました
スタッフの「すげぇ~」の声も入ってました
馬が水しぶきを上げて疾走するシーンや、雨のシーンではスタッフがホースで大量の水を降り注ぐ様子も観れました
木村組の名物?のようですが「追憶」もそうでしたね(笑)
大ちゃん曰く「『散り椿』は岡田君(瓜生新兵衛)と、黒木華さん(坂下里美)との愛の物語」だそうです。
(肝心なとこでメモを取ってなかったので、聞き違いだったらごめんなさい)
はっきりとは分からなかったけど、素敵な雰囲気の場面がありましたよ
楽しみですね